横浜市港南区,内科,消化器科,胃腸科,経鼻内視鏡,大腸内視鏡,健康診断

横浜市営地下鉄ブルーライン
港南中央駅 徒歩9分

駐車場完備

医療法人藤央会 てらおか内科消化器クリニック

内視鏡専門医による
カメラ・大腸カメラ

0453535355

Helicobacter pylori test ピロリ菌検査

ピロリ菌とは About

ピロリ菌が胃癌の原因であることは以前から指摘されており、昨年北海道大学の研究グループにより、ピロリ菌の除菌が胃癌の発生を抑えることが証明されました。 また、現在日本人で約6000万人がピロリ菌に感染しているといわれていますが、除菌治療をすることで発癌率を低下させることができます。

検査方法

内視鏡を用いた
ピロリ菌感染の検査方法
培養法・迅速ウレアーゼ試験・組織鏡検法
内視鏡を用いない
ピロリ菌感染の検査方法
尿素呼気試験法・抗体測定・糞便中抗原測定

※左にスクロールできます

※ピロリ菌陽性で除菌希望の場合は内視鏡検査をする必要があります。

治療について About

抗生物質2種類(ペニシリン系とマクロライド系)と胃薬(制酸剤)を朝と夕の2回服用を7日間だけ内服する治療です。
一次除菌(初回治療)と二次除菌(一次除菌で遺残した場合に行う)までは保険治療の適応がありますが、一生に2回までしか適応がありませんので服薬開始した場合は完遂するようにしましょう。

この時軟便や味覚異常(食事の味気無さや苦み)など副作用を生じる可能性があります。
また、服薬期間中の飲酒は控えていただきますのでしっかり完遂できる日を選定しましょう。

ピロリ菌除菌

1回目の除菌

PPI(Proton Pump Inhibitor:プロトンポンプ阻害剤)という薬と、2種類の抗生剤、計3つの薬を1週間服用していただきます。 PPIは胃酸の量を調節する薬、抗生剤はピロリ菌の生育を阻害する薬です。
これにより約80%の方の除菌が成功します。

2回目の除菌

一回目の除菌でもピロリ菌が残ってしまった場合は、二回目の除菌を行います。一回目の抗生剤のうち一つを別のものに変更します。 これにより95%程度の方の除菌が成功すると言われています。

保険診療内での診断から
治療までの流れ
Flow

ピロリ菌が胃の中にいると診断されましたか?

診断されていません

まず内視鏡検査を行い、同時にピロリ菌が居るか否かを検査します。
もし、この時に胃がんや活動性胃潰瘍などを認めた場合、直ちに除菌はせず先行してがん・潰瘍の治療を行います。

健診で診断されました

バリウム・採血(ABC検診)で診断された方は内視鏡検査が必要です。
胃カメラで診断され、ピロリ菌の存在まで確認された方は直ちに治療開始できます。この場合必ず健診施設名・受検日時を確認しますので健診結果用紙をお持ちいただくか各々が伝えられるようにしてください。
胃カメラで疑われ、ピロリ菌の存在が不明な場合当院でピロリ菌の存在確認をします(主に採血)。この場合も健診施設名・受検日時を確認しますので健診結果用紙をお持ちいただくか各々が伝えられるようにしてください。

医療施設(病院・クリニック)で診断されました

バリウム・採血(ABC検診)で診断された方は内視鏡検査が必要です。
胃カメラで診断され、ピロリ菌の存在まで確認された方は直ちに治療開始できます。この場合必ず健診施設名・受検日時を確認しますので健診結果用紙をお持ちいただくか各々が伝えられるようにしてください。
除菌治療を受けた場合、処方内容がわかるもの(当時のお薬手帳など)をお持ちいただくとスムースです。

ピロリ菌Q&A Q&A

  • Q ピロリが居ると何がいけないの?
    A 胃の内側にとりつき、胃の粘膜を刺激することで様々な疾病の原因となるからです。
  • Q どのような病気になるの?
    A 急性期には胃の表面を荒らし急性胃炎を生じます。その後胃に定着してしまうと胃の粘膜を弱らせ「萎縮性胃炎」という慢性胃炎を生じます。更に長期間を経過してから胃がんなどを生じます。
    胃以外の疾病では「特発性血小板減少性紫斑病」という血液疾患や、最近では慢性炎症が続くことにより「動脈硬化」にも関与しているという報告もあります。
  • Q 除菌すると良いことがあるの?
    A あります。除菌により胃・十二指腸潰瘍の再発が抑制されたり、萎縮性胃炎の伸展抑制・胃がんの発生率が減少したりします。 但し、あくまで減少・抑制ですので完全治癒や、胃がんが完全に発生しなくなるわけではありません。
  • Q どうやって診断・治療をするの?
    A まずは「診断」をしなければいけません。その後に「治療」です。
    また、当院では原則医療保険診療で除菌を行っております。医療保険では「内視鏡でピロリ菌による慢性胃炎を確認すること」とあるため内視鏡検査が必要です。 治療は抗生物質を飲み治療します。